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ただ念仏して 弥陀に助けられまいらすべし
               
歎異抄より



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文月(7月) の法話

亡き人を案ずる私が

亡き人から案ぜられている



     

   


亡き人を案ずる私が

亡き人から案ぜられている



お盆は 7月も8月も
13日から16日までです
13日には 冥土から先祖の霊をお迎えするため
迎え火を焚きます
お盆の間は霊が滞在するので
お腹をすかせている霊のために 食べ物を供養しなければなりません
それを施餓鬼(せがき)供養といいます
そして最終の16日は
霊が冥土にお帰りになるので送り火を焚きます

それが 浄土真宗以外の お盆の姿です

亡き人を霊としてお迎えしていますが
亡きお方は霊になったのではありません
後に遺った私たちを 
導いてくださっている仏様になられたのです

『亡き人を案ずる私が 亡き人から案ぜられている』
のです

そのことに 気づかせていただくと
亡き人は 霊 ではなく
私を導いてくださっている仏様です
真宗では そのようにいただいております
お盆は目連尊者の物語に由来します
目連尊者は 7月15日に 修行を終えた僧たちに
食べ物を供養しました
すると 母が餓鬼道から救われたといいます
目連尊者は 母のことばかりを案じて
自分の姿が見えていなかったのです
僧たちによって 餓鬼道に落ちていたのは
我が身の方であったと気づかされました
我が子の幸せ一つを案じているのが親です
その時 目連尊者の母は救われたのでしょう

合掌   唯念寺住職


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